僕の母親は自慢の女性でした

飯田市の葬儀・家族葬・事前相談セレモニーホール飯田
代表取締役(復元納棺師・終活カウンセラー)伊藤佳代子です。

今は事前相談をされる方が多くなりましたが、そのひとつの事例としてご紹介です。

僕の母親は自慢の女性でした

「母の容態があまりよくなくて… 伊藤さん相談に乗って下さい。」

そう言って事前相談に来られたご長男様。
小学校のころ、参観日ではきれいな洋服を着て、きれいにお化粧してきてくれる母が自慢でした。友達からも〇〇君のお母さん美人!と言われるのが嬉しかった。

そう話してくださいました。

施設へ入所している母は、コロナ禍で面会もままならず、弟に至っては県外在住のため窓越しで面会をすることしか出来なかったそうです。
年齢も重ね、痩せてしまったこと、いつもきれいに染めていた髪も白髪になってしまって悲しい。

万が一の時は伊藤さんの技術で母をきれいにして下さいとご依頼がありました。

数日が経ち、訃報が入りご安置に伺い、痩せてしまった頬を少しふっくらさせていただきました。
高齢の女性にはあまり濃いメイクはしていないが、今回の葬家は『昔のきれいだった頃の母』がご希望なので、しっかりメイクをしました。白髪になってしまった髪も黒く染めて昔のきれいだったお母様を取り戻してあげたいと技術の提供をしました。

県外にいらっしゃるご次男も帰省され、喪主であるご長男と一緒に『お母さん、きれいだ』

と言っていただけたことが私はとても嬉しかったです。

コロナ禍でのご葬儀でしたが、コロナ禍だからと一般葬を諦めたくない・・・

僕たちは、普通に母を送りたいとのご希望が強かったので、当社としても万全な対策で通常のご葬儀のお手伝いをさせていただきました。
緊急事態宣言が発令された地域の親戚はどうしたらいいのか、いろいろ細かいことの心配事をひとつずつ確認、解決して当日を迎えます。

この地域ではご出棺前、棺への最後の釘打ちは喪主様が行うのが通例ですが、今回の喪主様は、ご次男に半分お願いすると槌を渡されて一緒に釘打ちをする姿にとても感動をしました。

想いはそれぞれ違います、望む形も違います。

今回の喪主様に私は『どうしたら納得のいくお別れが出来るのか、遺された家族がどうしたら通常の生活に向けて立ち上がっていけるのか』をプロである私が教えていただけた葬儀でした。

お葬式・家族葬・事前相談等にお困りのことやご相談などございましたら、セレモニーホール飯田へお気軽にお問い合わせください。

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