家族葬のメリット・デメリット
飯田市の葬儀・家族葬・事前相談セレモニーホール飯田
代表取締役(復元納棺師・終活カウンセラー)伊藤佳代子です。
家族や親族、親しい友人・知人で小規模に行う葬儀形式のことを 『家族葬』(かぞくそう)と呼び、最近では家族葬を選ぶ方が増えています。
以前は、「自分の葬式代だけは残しておかないと」と言う人も多かったように思います。
葬儀も自宅や近くの集会所などで行うことが一般的で、組合の皆さんにお世話になり、お料理を作ってもらったり、接待をお願いしたり、と多くの人の手で亡くなった方を送り出すというイメージが強かったのではないでしょうか。
また親戚縁者も多かった時代ですので、普段は交流がない方も冠婚葬祭だけは顔を合せるといったように、里帰りする方のために食器や布団を用意する必要もありました。
しかし今は、冠婚葬祭にあまりお金を掛けたくないという意識も広がっており、親族も少ないご家庭が増えていることから、この『家族葬』という形式が多くなっています。
今回は、その『家族葬』のメリット・デメリットについてお伝えしたいと思います。
「どうして家族葬にしたいの?」
当社のお客様に、家族葬をお望みになる理由をお聞きしてみました。
- お金をかけずにお葬式をしたい
- 家族だけで静かに送ってあげたい
- 告別式をしたくない
- 故人の意志を尊重してあげたい
- 事情を他の人に知られたくない などのお答えをいただきました。
家族葬にしたい事情も、さまざまにありますね。
家族葬のメリット
当社の松尾斎場には、『絆』と『和』というご家庭のリビングのような家族葬専門のお部屋をご用意しています。家族葬は、ご家族やご友人など10人までの近い方々で、心を込めてゆっくりお別れができます。
告別式を行わないため、会葬に来られる方々へのご挨拶や接待などの気疲れがありません。故人への思いを、皆さまで共有しながら送り出してあげることができます。
低価格なプランもありますので、あまりお金をかけずにお葬式を行うことができます。
家族葬のデメリット
そんな家族葬にもデメリットと思える面もあります。
- まだ『家族葬』という形式の認知度が低い地域もあり、周りの方に戸惑いがある
- 親戚や菩提寺の理解を得ずに行うと、わだかまりが残ってしまう場合がある
- 葬儀が終わった後、自宅へ香典を持って来られる方が大勢になり、自宅を留守にできなかったり喪主が接待をする必要がある
- 親戚や菩提寺の理解を得ずに行うと、わだかまりが残ってしまう場合がある
- 「どうして教えてくれなかったの?お別れしたかった」と、トラブルになる可能性がある
こんなデメリットがあるということも考慮した上で、一般的な葬儀にするか、家族葬にするかをご検討いただけると良いのではないでしょうか。
どのような形でも大切な方を送る儀式です。当社は心を込めた葬儀施行をさせていただきます。
コロナウイルス感染症のご心配もあるかと思います。
現状ではご友人や知人などを含め、広く参列していただくことは難しいものの、やはり故人との最後のお別れの場はきちんと設けたいとお考えのご遺族様には、状況を見つつ一周忌などにあたらめて集まれる方法を考えたり、ご家族の思いにできる限りより添えるよう、柔軟に対応していきたいと思います。
お葬式・家族葬・事前相談等にお困りのことやご相談などございましたら、セレモニーホール飯田へお気軽にお問い合わせください。