奥様のお母様のご葬儀

飯田市の葬儀・家族葬・事前相談セレモニーホール飯田
代表取締役(復元納棺師・終活カウンセラー)伊藤佳代子です。

奥様のお母様のご葬儀

「涙し想いを伝えるから、また前に進み歩みだせる」そう感じた一時をご紹介します。

今回は、ご主人を亡くしておひとりで生活をされていた故人お母様に関するお話です。

「この度、急に亡くなってしまった」

「最期に間に合わなかった…」という娘さんたちからのご相談。

お母様の御葬儀

家族葬をとご希望されていましたが、色々とお話をお伺いする中で、ご近所のお付き合い、娘さんたちのご友人など交友関係を考えたときに、家族葬ではなく告別式を設けた形を提案しました。

私共の2階のお部屋にてご家族で数日お過ごしいただき、当日を迎えます。たくさんの皆様にご会葬いただき、故人とのお別れが出来ました。

最後、お棺のふたを閉めて釘を打つ瞬間、故人の長女様、涙でいっぱいで釘を打つことができずにおられました。きっとお母様との思い出や、ご自分の想いでいっぱいだったのではと思います。

『ゆっくりで大丈夫ですよ』とだけ声を掛けさせていただくのが私も精一杯でした。

長女様のご主人が今回喪主をお勤めになり、涙でいっぱいの奥様の背中を大きな手で支えてあげている姿が印象的でした。

喪主のご挨拶の時、お料理が上手だったお義母さまへのメッセージで『お義母さんが作るおはぎがおいしかった…もう食べることができないのかな』と言葉と詰まらせて涙を流されていました。
今回の喪主様ご夫婦を知っているからこそ、私も葬儀では涙が止まらずとても感動しました。

葬儀を終えられ、数日経った頃に娘さんお二人でご来社いただき、お話を伺いました。

長女さんのお話の中で、お母さんとよくケンカをしたこと、お孫さんをお母さんがしっかり面倒みてくれたこと、きっとそういった想いが込み上げてお別れの時に涙が止まらなかったんだろうなと思いました。お母様へごめんねとお声を掛けていたのも印象的でした。

私も長女なので、お気持ちが通じる部分がありました。
素敵な娘さん、優しいご主人、かわいいお孫さん…大勢の方々の涙をいっぱいに見ながら、お母様は天国で先に待つお父様のもとへ旅立っていかれたんだと思います。

お葬式は一見、どれも同じように見えてしまう部分もあるかもしれません。
でも100人いれば100通りの「想い」があり、それは決してどれも同じではありません。

それぞれ心の中にある想いを打ち明け、涙することで気持ちの整理がつき、前を向くきっかけになることもあります。

私共セレモニーホール飯田では、いつか必ず訪れる日がいい日になるよう、ご家族の大切な想いをしっかりと感じ、つないでいきたいと思います。

今後もお葬式のひとときから、大切な想いのストーリーをご紹介できたらと思います。

お葬式・家族葬・事前相談等にお困りのことやご相談などございましたら、セレモニーホール飯田へお気軽にお問い合わせください。

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